横浜DF中沢佑二(37)が、甲府戦でプロ17年目にしてリーグ戦100試合連続の先発出場を果たした。過去19人が達成しており、フィールドプレーヤーでは9人目の偉業だが「あまり気にしてない。上には上がいるから1番になってから気にするようにしないと」と気を引き締めた。

 後ろで鉄壁の守りを見せ、相手に得点チャンスを与えなかった。一方、後半15分にはMF中村のコーナーキックを頭で合わせたが惜しくもGKにはじかれ、すかさずこぼれ球に右足を伸ばしたが枠を外れた。激しい雨が降り注ぐ中、MF三門やFWラフィーニャの2得点で2連勝となった。

 出場停止や退場があれば途切れる記録。的確な読みや位置取りなど、クリーンに守れている。この100試合連続の先発中、警告はわずか1。中沢は「練習やその他の部分で差をつけないと、若い選手とは戦えない」。誰よりも早く練習に来て、居残り練習も毎日こなす。練習や試合後のケアも欠かさない。そんな姿勢にほれ込むモンバエルツ監督は「彼はプロの中のプロだ」とたたえた。