日本代表GKがユアスタのゴールを死守する。W杯アジア2次予選の代表メンバーに選ばれた仙台GK六反勇治(28)は「絶対に勝つことが必要」と、今日29日のホーム新潟戦での勝利を誓った。

 28日の紅白戦でも好セーブを見せるなど存在感を発揮。前日発表された代表入りに「驚きはあります」としながら「今はチームの勝利が先決。バランスを崩さずに戦い、勝ち点を取りたい」と目の前の一戦へ集中している。

 元仙台GKの林卓人(現広島)との出会いが、代表を目指すきっかけだった。高3時、当時林が在籍していた札幌の練習に参加し「実力差を感じた。このレベルにならないといけない」と思ったという。18歳で日の丸を意識、以降は技術と精神を磨き続けた。仙台から初代表入りした林と同じく、ベガルタで目標を1つ達成した今も「もっと向上したい」。代表合流の前に、まずは2連敗と苦しむチームを勝利に導く。