J2札幌のMF河合竜二主将(37)が来季残留することが15日、分かった。クラブでは15年までの2年契約に加え、16年は今季の活躍などを踏まえた条件付き契約を結んでいたが、主将としてのピッチ内外での貢献度や、チームメートからの信頼度を評価。既に契約延長を河合サイドに伝え、この日までに合意に至った。

 背番号4が、在籍7年目の来季も精神的支柱としてチームをけん引していく。今季は21試合に出場。最近はベンチスタートも増えたが、引き締め役として12日横浜FC戦では後半途中から出場し、逃げ切り勝利に貢献。存在感は健在で、野々村芳和社長(43)は「月曜から金曜まで(のトレーニング)が大事。その雰囲気づくりをしてくれるし、プレー面でも、まだまだ十分やれる」と契約延長の根拠を説明した。

 来季でプロ入り20年目。練習前の準備や負傷後のケアの方法など知識も豊富で、クラブでは将来的なスタッフ入りも見据える。野々村社長は「人間性も高く評価しており将来、トップチームのコーチにしてもいい人材」と、指導者転身後の能力にも期待している。