水戸が、アウェーで劇的に引き分けに持ち込んだ。

 後半14分に、途中出場のMF船谷圭祐(29)のゴールで先制しながら、その後2失点。敗戦濃厚の後半ロスタイム4分に、MF鈴木雄斗(21)が、右足で豪快ミドルを決めた。敵地の1万4975人を沈黙させる1発。U-22(22歳以下)日本代表のFW鈴木武蔵(21)が不在の中で、同じ21歳の鈴木が、貴重な勝ち点1をもたらした。

 西ケ谷隆之監督(42)は「苦しいゲームで、勝ち点が取れて良かった。全員がハードワークをして、やるべきことをやった結果」と胸を張った。