G大阪がホームで浦和に勝利した。J1通算500試合出場を達成したMF遠藤保仁(35)が2得点に絡む活躍を見せた。

 前半7分の先制点はゴール前でMF阿部からのパスをスルーし、そのまま入ったもの。後半14分にはFKから味方の動きを見てピンポイントクロスを供給した。

 試合前、記録達成のセレモニーで愛娘、愛息から花束を受け取った遠藤は「ありがたいこと。ここまでこられたのは1人の力じゃ無理だった」と振り返った。さらに先日J1通算600試合を達成した名古屋GK楢崎に対して「僕よりすごい記録に(横浜)フリューゲルス時代の先輩(楢崎)がいるので負けないようにしたい」と闘志を燃やした。

 この日はFW宇佐美貴史(23)とDF丹羽大輝(29)もJ1通算100試合出場を達成。宇佐美は「ヤットさん(遠藤)の記録の前ではちっぽけなもの。でも勝利で飾れて良かった」。尊敬する主将と同じ日に節目を迎えた。「ヤットさんはプレー面はもちろん、取り組む姿勢がすごい。僕も今日程がタイトで、コンディションが120%(※宇佐美流表現で100%と同義)ではない経験をしている。ヤットさんはずっとそうだったし、今もそうだろうけど出さない。そういう姿を参考にしたい」と尊敬していた。

 チームはライバル浦和に2-1の完勝。第2ステージ、年間順位ともに4位となった。