4位C大阪がJ1昇格へ王手をかけた。愛媛との昇格プレーオフ(PO)準決勝を引き分け、年間順位が上位だったため決勝へ駒を進めた。

 日本代表のMF山口蛍主将(25)は「失点しないこと、勝つことを考えて臨んだ。(初めてのPOは)何が起こるか分からなかった。あとはチャンスをものにするかどうか。勝って上がりたかった」と少し悔しさをにじませた。

 前半は愛媛に押し込まれる場面もあり、後半は攻め続けるも決定機をものにできなかった。後半ロスタイムには相手がGKまで上がるパワープレーに出るが無失点に抑えた。ベテランのDF茂庭照幸(34)は「(攻められても)受け身になることはなかった。でも点を取らないとダメ。次はまず90分で1点取る。堅い試合になると思う」と分析した。

 J1昇格を懸けた決勝は12月6日、3位福岡とヤンマーで戦う。