26日に天皇杯準々決勝・仙台戦を迎える柏FW工藤壮人(25)が、スアレス&ネイマールのバルセロナ・コンビの動きを参考に勝利を目指す。

 柏の選手たちは11月23日から3日まで11日間のオフを与えられたが、工藤はその間、スペイン旅行を満喫。バルセロナの試合を2試合観戦したという。さらに17日のクラブW杯準決勝・バルセロナ-広州恒大戦(日産スタジアム)にも足を運んだ。

 1カ月弱の間に3試合もバルサを生観戦した工藤は22日の練習後「半分はファンの気持ちで興奮してましたけど、もう半分は、職業病かもしれませんけど、FWの選手の動きや駆け引きを見てました」と説明。 3トップのうち、メッシはポジションを自由に動き、左利きということもあり工藤と重なる部分は少ないが、スアレスとネイマールは大いに参考になったと明かした。

 工藤は「中央ならスアレス、サイドだったらネイマールの動きを見てました。ああいう選手でも、細かく動き直して、チームのために献身的にプレーしていた。テクニカルなところが注目されますけど、それ以外の働きがあってこその彼らなんだなと。あらためて、小さいところを怠らない彼らのすごさが勉強になりました」と話した。