浦和が序盤から主導権を握った。

 前半22分には、中盤の底まで下がってボールを受けたMF武藤が、縦パスで攻撃の起点に。FW興梠がMF李とのワンツーで抜け出し、左足でゴール右隅に決めた。同25分にはダイレクトパスで神戸守備陣を崩し、MF柏木がMF宇賀神のパスをスルーした後方に走り込んだ李が、左足で決めた。

 神戸は同32分、DF三原が2回目の警告を受けて退場。浦和は同44分、李の右サイドから斜めのパスを中央の武藤がスルーし、後方に左から走り込んだ宇賀神が右足で決めた。

 浦和は後半、早い時間帯に武藤、宇賀神、DF那須を交代。中2日で臨む29日の準決勝を見据える余裕を持ちつつ、無失点できっちりと逃げ切った。