浦和の新背番号10、MF柏木陽介(28)がクラブとスポンサーとの「10年愛」を、スーパープレーとタイトル奪取で祝う。15日に国際運送会社大手のDHLジャパンとのコラボイベント「DHL×REDS 10THアニバーサリーキャンペーン」の告知のため、初となる背番号10のユニホーム姿でフォトセッションに臨んだ。

 このキャンペーンは、浦和とのスポンサー契約10周年にちなみ、背番号10のユニホームに柏木のサインを添え、10人にプレゼントするというもの。当せん者にプレゼントを配送するDHLのスタッフに、サイン入りユニホームを託した柏木は「DHLさんと10周年やから、オレが10番背負ったってのもあるからね」と冗談めかして笑った。

 DHLとの契約は、国際舞台であるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に浦和が出場することがきっかけで結ばれた。柏木は「ACLとりたいね。去年もクラブW杯をみていて、ああいう舞台でプレーしたいと思った。いろんな国の人に、自分たちのプレーを見てもらえるようにもしたい」と意気込んだ。

 背番号10に寄せられる期待は分かっている。「DHLのスタッフのみなさんも、夢や希望をお客さんに届けている。仕事は違うけど、オレも気持ちを込めて、サッカーファンのみなさんの心にいろいろなものを届けていきたい」。

 昨年はチーム全体を切り盛りする活躍をみせ、日本代表にも3年8カ月ぶりに復帰した。「今年はとにかくオレらしく、楽しくプレーしたい」。今年も攻撃サッカーの美しさ、そして勝利の喜びを、サポーターに届けるつもりだ。