なでしこジャパンの4大会連続の五輪出場が絶望的になった。日本(FIFAランク4位)は1-2で中国(同17位)に敗れ、1分け2敗の勝ち点1で6チーム中5位。残り2連勝しても出場権を得る2位以内の確保が厳しくなった。

 11年女子W杯優勝などに導いた佐々木則夫監督(57)は今大会限りで退任することが濃厚。後任はU-20(20歳以下)女子日本代表の高倉麻子監督(47)が有力だ。日本は7日にベトナム(同29位)と対戦する。

 ◆佐々木則夫(ささき・のりお)1958年(昭33)5月24日、山形県尾花沢市生まれ。東京・帝京高で主将として高校総体優勝、高校選手権4強。明大を経て電電関東でプレー。91年に現役引退後、NTT関東監督やJ1大宮強化育成部長、ユース監督を歴任。06年なでしこジャパンのコーチとなり、07年12月に監督就任。初采配となった08年2月の東アジア選手権で女子日本代表史上初の国際大会優勝に導いた。08年北京五輪4強。10年広州アジア大会優勝。11年女子W杯ドイツ大会優勝。12年ロンドン五輪銀メダル。15年女子W杯カナダ大会準優勝。175センチ。