J2清水は27日、静岡市内で明治学院大と練習試合(6-0)を行い、今月12日の練習中に左もも裏を負傷して戦列を離れていたDF犬飼智也(22)が同試合で実戦復帰した。センターバックで先発し、約70分間プレーした。前半34分には右CKから打点の高いヘディングでゴール。守備でも対人の強さを見せ「もう問題ない。思い切ってできた」と完全復活をアピールした。

 戦列復帰した「守備の要」の動きについて、小林伸二監督(55)も「得意なプレーが出ていた」と評価した。一方で、犬飼が欠場したリーグ3戦でDFビョン・ジュンボン(25)が安定感のあるプレーを披露していた。現在リハビリ中のDF角田誠(32)も順調に回復しており、センターバックのポジション争いは激しくなっている。

 次戦は1位熊本とのアウェー戦。犬飼は「高いレベルで競えることはチームにとっていいこと。自分のよさを出して試合に出たい」とレギュラー奪還を誓った。【神谷亮磨】