横浜MF斎藤学(25)は日本代表で手応えをつかみ、自信をつけてチームへ戻ってきた。

 30日、横浜市内の練習に戻り、軽めの調整を行った。29日のW杯2次予選シリア戦ではベンチに入るも出番はなし。試合後、ホテルでチームメートと食事をとってからの解散となり、帰宅は深夜1時を過ぎたという。それでも疲れた表情を見せることなく、居残りで約30分ほどシュート練習を行うなど、意欲的だった。斎藤は「すごくいい刺激になった。実際、普通にやれていたし、もっと高めてあの位置(レギュラー)に行かないといけない」と振り返った。

 川崎F小林の負傷離脱による追加招集で、14年W杯ブラジル大会ぶりの代表復帰となったが、2年間での成長も感じられた。「全然選ばれなかったですけど、やってみて(周りと)浮きまくってたら『ダメかあ』って感じだけど、全然そんな感じじゃなかった。試合でできるかは出ないと分からないけど、不安とか力不足でやれないというのはない」。手応えも口にしながら「追加だから次はちゃんと結果残して呼ばれないといけない」と気を引き締めた。

 代表活動から一夜明け、視線はすぐに4月2日のアウェーG大阪戦に切り替えた。「代表選手ばかりだけど、ナビスコ(23日、川崎F戦)で総入れ替えして戦った選手の頑張りを見て俺らがやられるわけにはいかないから」。12年以来となるアウェーG大阪戦でゴールを決め、チームを引っ張っていく。