スペイン代表がFIFA(国際サッカー連盟)に規定により、ワールドカップ(W杯)北中米大会の決勝トーナメントを24人で戦わなければならない可能性があるとスペイン紙アス電子版が27日に報じた。

スペインは26日(日本時間27日)にグアダラハラスタジアムで行われたW杯の1次リーグ第3戦でウルグアイに1−0で勝利し、1次リーグ首位通過を決めるも、攻撃陣2人が負傷するという高い代償を払うことになった。

ここまで2引き分けと後がないウルグアイのラフプレーに大いに苦しめられ、後半途中から出場したFWジェレミ・ピノ(クリスタル・パレス)が左鎖骨、FWニコ・ウィリアムズ(ビルバオ)が右足をそれぞれ負傷した。

現時点で診断結果は出ていないが、スペイン紙アスは残りの試合で両選手を欠く可能性があることを示唆した。さらに、FIFAの規定により2人に代わる選手を追加招集できないため、デラフエンテ監督は苦境に立たされることになりそうだ。

FIFAの規定によると、フィールドプレーヤーは「深刻なけがまたは病気」に限り、大会初戦のキックオフ24時間前まで予備登録リストに入っている選手との入れ替えが可能となっている。一方、GKは「深刻なけがまたは病気」があった場合、大会期間中のいつでも入れ替え可能である。

スペインはジェレミ・ピノとニコ・ウィリアムズを失うことになった場合、2年前の欧州選手権優勝で重要な役割を果たしたサイド攻撃に大きな問題を抱えることになる。デラフエンテ監督は今大会で4人のウイングを招集したが、現在、万全の状態の選手は一人もいない。

前述の2人に戦線離脱の可能性があることに加え、FWヤマル(バルセロナ)はけが明けでまだ本調子とは言えず、FWビクトル・ムニョス(オサスナからリバプールに移籍)はけがを抱えた状態のまま代表チームに合流し、大会期間中に再発したためまだ1試合も出場できていない状況である。(高橋智行通信員)