インフルエンザのため離脱していたJ2札幌のチーム得点王FW都倉賢(29)が6日、札幌・宮の沢での練習に復帰した。9日のホーム岡山戦(札幌ドーム)へ「やれることをやって出るための準備をしたい」と出場を志願した。

 故郷東京での町田戦は今季初欠場で3戦連発を逃すも「親戚も楽しみにしていたしもどかしかったが、仕方ない。次こそ、みんなでいい結果をつかみたい」と前向き。3月26日京都戦に続く札幌ドーム2連発に照準を切り替えた。ドームでの岡山戦は14年9月23日に2得点挙げ勝利に貢献。クラブ史上最多18点と大好きな本拠札幌ドームで、2戦ぶり勝利をたぐり寄せる。

 割り切って下準備にまい進してきた。1日の練習後に38度8分の高熱が出て、すぐに病院で診察を受け、インフルエンザと判明。回復後、外出許可が出た5日午後から早速、宮の沢で志願のランニングを1時間こなし、スイッチを入れた。合流のこの日も「体力も落ちていないし体重変動もない」と手応えを口にした。

 離脱した2日、レギュラー出演するFM番組がスタート。収録番組のため問題はなかったが「活躍して1人でも多くの人に注目してもらえるように」と気を引き締めた。【永野高輔】