横浜MF中村俊輔(37)が、10日のホーム浦和戦に向けて平常心を強調した。

 9日、横浜市内の練習場で約1時間半、調整を行い、紅白戦では約25メートルのロングシュートを決めるなど好調をアピールした。昨季はホームで浦和に4-0の完勝。FKでゴールも決めている。それだけに中村のFKを警戒されているが、問題なし。「いつも通りだね。FKなんて1試合にあるかないか。キーパーの方が大変だから精神的には楽な方」と話す。

 MF斎藤学(26)が左太もも裏痛のため欠場が決定的となるが、中村は「攻撃は自分が何とかする、自分だけでは無理だけど誰かと。自分がピンポイントのパスを出したり、FKやセットプレーもある」。現在、首位浦和と勝ち点2差の4位。この一戦に勝利すれば首位に立つ可能性も高いが「自分たちが持っているものを正確に迫力を持ってやらないと勝てない」と気を引き締めた。