千葉のU-23(23歳以下)日本代表FWオナイウ阿道(20)が今季初得点を挙げた。劇的な同点弾で、チームに勝ち点1をもたらした。

 1点リードを許し、ロスタイムに突入。4分の表示ですでに3分が経過していた。左サイドからのDF阿部翔平(32)のクロスに、長い滞空時間のジャンプ。頭で合わせ、ゴール右隅に突き刺した。土壇場でチームを救う1発に、拳を握りほえた。

 オナイウは「いいボールが来た。ゴールの方向に飛ばせてよかった」と振り返った。今季は2試合のみの出場で、ともに途中出場だった。「チームのためにプレーすることができていなかった。試合に出られない悔しさがあった。1つ結果が出たので、継続していきたい」と語った。

 今後の活躍は、リオデジャネイロ五輪メンバー生き残りにますます重要になる。「まずはチームで結果を出さないといけない」と表情を引き締めた。