浦和は前半25分、MF柏木がゴール前でサイドからのパスを受けると、素早く反転して右足シュート。GKの手をはじいて決まった。名古屋も“巨人”FWシモビッチが浦和陣内に進撃。同39分に浮き球を上からつぶすようなキックでドライブをかけ、GK西川の頭上を破ってネットを揺らした。

 後半、浦和は攻勢を強めた。同11分にはMF李が見事な左足ボレーで勝ち越し弾。同17分にはFW興梠がペナルティーエリア内で華麗に相手DFをかわし、右足で決めた。さらに同20分にはMF武藤が右足ダイレクトのシュートを、正確にゴール左隅に決めた。早々にリードを広げたことで、同28分には高卒ルーキーのU-19日本代表MF伊藤をデビューさせる余裕も生まれた。