J2札幌が、例年2月に行っている熊本キャンプを、来年も実施する方向で検討していることが9日、分かった。三上大勝ゼネラルマネジャー(GM)は「受け入れてくれるのであれば、引き続き熊本でやりたいとチームマネジャーに伝えた。被災地の迷惑にならず、選手の身の安全が確保出来ると判断できた場合はお世話になりたい」と説明した。

 4月に起きた熊本地震の影響が心配されたが、宿泊先の「火の国ハイツ」は損傷を免れた。練習場所の熊本県民総合運動公園補助競技場はドクターヘリの発着場、大津町サッカー場は避難所となっており現在は使用出来ないものの、大津町教育委員会は「安全が確認でき次第、少しでも早く供用再開したい」としており、状況は好転していく見込みだ。

 クラブは06年から熊本キャンプを開始。7日に行った復興支援イベントでは、総額約195万4856円の義援金を集めた。