元日本代表の守護神、相模原GK川口能活(40)が自身の今季初勝利をつかんだ。移籍後初出場となった前節・秋田戦に続き、アウェーの藤枝戦に2試合連続でフル出場。持ち前の堅守で1-0と競り勝った。

 圧巻は後半23分だった。立て続けに相手選手と1対1となるピンチを迎えたが、横っ跳びでセーブしたボールをすぐさま起き上がってキャッチ。薩川監督が「ベテランをなめちゃいけない。まだまだ良くなると思う」と称賛すれば、川口も「完封したことは非常に満足している」と喜んだ。

 出身地静岡での試合とあって、スタンドには両親や知人らも駆けつけた。川口は「ふるさとに帰って来られて、この年齢でも静岡のファンの前でプレーできたことはうれしい」。チームも暫定4位に浮上した。