J2清水MF河井陽介(26)が、本職のボランチで先発出場する可能性が出てきた。明日22日の東京V戦に備え20日、静岡市内で行われた非公開練習に参加。前日19日の練習では紅白戦でボランチとして出場して試合の流れを作った。藤枝東高、慶大とボランチで実績を築くも、プロ入り後は主にサイドで起用されてきた。今季も左MFで出場している。ボランチでの先発出場については「覚えていないぐらい」と話すが、「いろんなイメージを持ちながら周りの選手を生かしたい」と意気込んでいる。

 今季は試合途中にボランチに入ったことが2度あり、いずれも得点につながるパスを供給している。小林伸二監督(55)も「味方のパスコースがない時に動ける選手」と評価。チームは前節徳島戦で6試合ぶりの無得点で敗れており、キーマンは「得点につながるプレーをしたい」と誓った。【神谷亮磨】