シュートのようなクロスをU-23日本代表の広島FW浅野が華麗に合わせ、約3カ月ぶりのゴールを決めた。後半開始から出場すると、後半21分に結果を残した。左サイドをドリブル突破するFWウタカ。浅野は強烈なクロスボールをニアで、右アウトサイドにあて流し込んだ。ゴール後のジャガーポーズはJリーグでは大宮戦(3月20日)以来。「味方がどういうプレーをするのか予測があればああいうゴールはある」と胸を張った。

 ピッチに入れば、余分な知識や意識は頭の中から排除する。「味方のプレーをみてやれば、いろんな形の攻撃ができると思っている」。スピードだけを頼りに裏を狙うのではなく、少しでもゴールまでの選択肢を増やすことでプレーの幅を広げる。リオデジャネイロ五輪まで2カ月を切っても、伸びしろを信じて少しでも成長しようとしていた。