Jリーグは21日、「ヤマザキナビスコ杯」として行ってきたリーグ杯を8月31日の準々決勝第1戦から「YBCルヴァン杯」の新名称とすることを決め、発表した。92年から特別協賛してきたヤマザキナビスコ(本社東京)がライセンス契約満了により9月1日から社名を「ヤマザキビスケット」に変更。新ブランド名のYBCに、9月1日に同社が投入するクラッカーの商品名「ルヴァン」を冠した。

 歴史ある赤いナビスコ杯から青いルヴァン杯へ、大会中に大きくかじを切る。同社の飯島社長は「実は今季をもって(特別協賛を)終了させていただこうと思っておりました」と衝撃の告白。Jリーグ村井チェアマンから、決勝トーナメントからの大会名変更の申し出などを受けて方向転換したという。来季から3年の特別協賛契約の延長も決まり「同一企業の協賛で最も長く開催されたプロサッカーリーグの大会」として13年にギネス世界記録に認定された大会は、装いも新たにさらなる長寿を目指す。

 早速、村井チェアマンは「ルヴァン」を「理事会でいただきました」とニッコリ。変わらぬおいしさとともに、大会も続いていく。【八反誠】