8月のリオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表候補の東京DF室屋成(22)が“ゴール”を決めた。

 左足ジョーンズ(第5中足骨骨幹端部)骨折から復帰し、本大会のメンバー入りを目指している室屋は右サイドバックで先発。前半16分、MF野沢英行(21)のスルーパスから、ペナルティーエリア内に進入し、シュート。相手GKに当たったボールはゴールマウスへ吸い込まれていくが、FWユ・インス(21)が最後に押し込んで先制点を奪った。室屋は「触って欲しくなかったですけど…」と苦笑いした。

 その後も積極的に攻撃参加し、持ち味を発揮し、後半22分に退いた。

 「1試合1試合良くなっているので次はもっと質の高いプレーをしたい。けがをする前のコンディションに戻していければ」と話した。

 FW中島翔哉(21)も後半22分までプレー。前半44分にGKと1対1の局面を迎えるも、シミュレーションの判断を受ける。後半21分のPKも好セーブに遭い、得点機を逃したが、キレのある動きで、存在感を表していた。