横浜MF喜田拓也(21)が第2ステージ開幕3連勝に向けて意気込んだ。

 12日、横浜市内で13日ホーム神戸戦に向けて調整を行った。

 リオデジャネイロ五輪代表のDF岩波拓也(22)との対戦に「育成年代の代表を引っ張ってきた存在。(岩波の)特長も分かってるし、間違いなく敵だったら嫌な存在」と話した。

 岩波とは世代別での代表活動で行動をともにする機会が多く、日頃から電話をするほどの仲。岩波は選出、喜田は落選という対照的な結果に「一緒に戦ってきた仲間としてはうれしいけど、俺は悔しい思いをした」と率直な気持ちを吐露した。

 それでも落選をバネにするという気持ちは強い。「マリノスからは1人も(五輪代表が)出ていないので、チームとして勝って、『俺らもやれるぞ』と見せたい」と意気込む。岩波との対戦でゴールも「狙っている」とニヤリ。期待してくれた人に今後の活躍で恩返しをしていくと決め、気持ちも一新。「死に物狂いでやっていけたら」と話す。

 チームでは中盤で勝利のためにピッチを駆け回り、的確な読みでボール奪取する。帰り際に「勝ちます」と力強く放った言葉には、主力としての自覚と内に秘めた闘志を感じた。