J2千葉の長谷部茂利新監督(45)が27日、千葉市内で監督就任後初めて練習に臨んだ。

 前節清水戦後に関塚隆前監督が解任され、コーチから昇格したばかりだが、「プレーオフ進出。そこで勝ち上がって、J1昇格が目標です」と練習後に抱負を語った。

 まずは守備の改善を図る。失点は33。最後に完封したのは、6月8日の山形戦となる。新指揮官は「守備で一番大事なボールへのプレッシャーの意識と質。そこが変わることでいろんなことが変わる。失点をして負けている。複数点取られた試合が頭に残っている。0失点に抑えることをプランの最初に持ってきた」と話した。また「攻守の連動」を重視。「ゴールを守るだけでなく、連動してボールを奪うまでやりたい」と語った。

 前田英之社長は長谷部監督の就任理由を「分析という立場から、網羅的に俯瞰(ふかん)できるポジションだった。01年には千葉のキャプテンとして、チームをまとめる大役も果たしてくれた実績もある」と説明した。長谷部監督の契約期間は今季終了まで。

 またヘッドコーチに新たに菅原大介コーチが就任。藤原寿徳GKコーチが退任し、後任に千葉U-18GKコーチだった櫛野亮コーチが就任した。