3年ぶり5度目出場の静岡学園は5-0で一条(奈良)に快勝し、初戦を突破した。選手は新調されたユニホームを着て躍動。エースFW福原涼太(3年)が、前半31分の先制点を皮切りにハットトリックを達成した。今日28日の2回戦は、香川西(香川)と対戦(午前10時、東広島運動公園陸上競技場)する。

 静岡学園が、エース福原の活躍で好スタートを切った。前半31分、DF嶋一駿(3年)のパスに抜け出し、右足で豪快な先制弾を決めた。「全体的に緊張していたし、なるべく早くゴールを取ってあげたいと思っていた。あの1点で自分自身も落ち着けました」。

 この1発で初戦の重圧から解放されると、後半9分にMF渡井理己(2年)のスルーパスから2点目。さらに2点を加えて迎えた同35分には、ドリブルで相手DF2人を抜き去り左足で決めた。昨年、高円宮杯プリンスリーグ東海の開幕四日市中央工戦以来、約1年4カ月ぶりのハットトリックで快勝劇を締めた。