東京が“人間拡声器”で覚醒する!? チームは28日、東京・小平市内で調整。篠田新監督の声が、ピッチはもちろんスタンドのファンにまで届いた。指揮を執って3日目。やりたいサッカーを選手たちに注入するため、声を張り上げた。コート全面を使った紅白戦もすべてオープン。「まずはどんなサッカーをやろうとしているのか、サポーターの皆さんにも知ってもらいたい。それには見ていただくのが一番」と戦術漏れよりファンに目を向けた。

 クラブスタッフが「人間拡声器」と表現するボリュームの大きな声は、ファンにも分かりやすい解説となった。「声が大きいということはそれだけ、選手にも届いているということなので」と同監督。約35分の紅白戦では3パターンの布陣を試し、攻撃は4つの位置を入れ替えた。大声で活気とともに競争も加わった東京が、明日30日の新潟戦(アウェー)で再出発する。