磐田が第2ステージ初勝利を挙げ、J1通算350勝の節目を飾った。

 前半9分、トップ下に入って2試合目のMF川辺駿(20)がDFラインの裏へ浮き球のパスを出して相手のミスを誘い、最後はMFアダイウトン(25)が決めて先制した。その後、逆転されたが、誰も諦めていなかった。後半18分に再びアダイウトンが決め、さらに同24分にMF上田康太(30)のFKからFWジェイ(34)が折り返し、DFパパドプーロス(31)がヘディングで決めて逆転した。

 J1残留のライバルとの対戦で、6月25日仙台戦(3-0)以来、10試合ぶりの勝利を挙げた。

 名波浩監督(43)は「苦しい展開で、最後は総力戦だった。水曜開催の試合で勝利できて、他の残留争いをしているクラブにプレッシャーをかけることができた」と話した。

 J初得点が勝利に結びついたパパドプーロスは「ジェイのボールが良かったから、触るだけだった。今日はとにかく勝ち点3を取れたことが大きい」と振り返った。