韓国代表としてリオ五輪での戦いを終えた仙台のMFキム・ミンテ(22)が24日、全体練習に合流した。27日の次節ホーム広島戦へ向けたトレーニングが泉サッカー場で行われ、久しぶりにチームの実戦形式の練習に参加した。

 リオでは、ボランチとして2試合に途中出場し、フィジー戦ではアシストも決めた。結果、韓国はメダル獲得までには至らなかったが、予選リーグを2勝1分けの成績で決勝トーナメントに進出。「世界の選手とも対等にやれる自信がついた」と収穫はあった。現地では、バス移動の際に警察のバイクが20台ほど取り囲んでの警備や、ラテンの音楽に合わせて踊る観客らに驚いたという。

 国を背負い五輪を戦った日々。「最後はみんな泣いていたけど、兄弟みたいに仲良くして良いチームだった。もっと上で、A代表でまた会おうと言って別れてきました」。大きな経験を積んだミンテは、さらなる成長を誓った。【成田光季】