左もも裏痛から約2カ月ぶりの復帰戦となった湘南MF山田直輝(26)が、プロ初の1試合2得点と大暴れした。完全復活をアピールした。

 まずは1-0の前半25分、ペナルティーエリア右寄りに抜け出すと、GKを冷静にかわし、無人のゴールに流し込んだ。7月13日のリーグ鳥栖戦以来の公式戦出場で、昨年9月の天皇杯2回戦桐蔭横浜大戦以来、約1年ぶりの公式戦ゴールだった。3-0とリードした後半16分にも、ダメ押しとなる2点目を決めた。

 山田は「ゴールはチーム全員で取ったゴール。自分の得点より、チームが勝てたことがうれしい」と話した。チームはリーグ戦10連敗で、J1残留へ崖っぷち。第2ステージのチーム総得点は12試合で6点と低調なだけに、山田の復活は光明となった。