横浜GK榎本哲也(33)が8日、ルヴァン杯準決勝第2戦で対戦するG大阪のMF遠藤保仁を警戒した。

 横浜市内の練習場で冒頭15分のみの公開練習をし、決勝進出に向けて調整した。第1戦の5日アウェー戦でも好セーブで無失点に抑えた守護神は「点を取られたらきつくなるのはDF的にはきついっちゃきつい。でもどんなことをしてでも勝ち上がらないと意味がない」と気を引き締めた。

 G大阪の遠藤も先発する見込みで「ヤットさん(遠藤)が出てくると全然チームが変わっちゃう。G大阪には今ちゃん(今野)もいるしヤットさんもいる。勝負のコツを知ってる人がいるのは脅威だと思う」と話す。

 一方で、横浜はけが人も多い上、攻撃の要のMF斎藤学(26)が日本代表に招集されて不在。「うちは1本の矢がなくなって、ガードと素手で戦っている」と独特な言い回しで説明し「あっち(G大阪)は1発があるから、こっちは手数を増やさないと。前回(第1戦)の展開で良いと思うので(あとは)最後の決定力のとこ」と意気込んだ。