横浜MF斎藤学(26)が21日、ルヴァン杯の雪辱を誓った。

 横浜市内で約1時間半、22日のホームG大阪戦に向けて調整。その後に居残りで約30分、シュート練習を黙々とこなしてゴールへのイメージを膨らませた。

 斎藤は日本代表に追加招集され、ルヴァン杯を欠場。その間、チームは準決勝でG大阪と対戦し、2分けながらアウェーゴール差で敗れた。斎藤自身もW杯アジア最終予選2試合とも出番なく終わり、悔しさばかりが残った。

 今月1日の甲府戦以来、3週間ぶりの試合になる斎藤は「ちょっと体が戻ってきて、やる気に満ちあふれてきた」と充実した表情を浮かべた。

 リーグ戦も残り3試合、ここまで自己最多の8得点をマークし、2桁得点にも手が届きそうなとこまで来ている。「年間で2桁取ったのは(11年)J2愛媛しかないから大事にしたい」と話した。

 22日のG大阪戦では、お笑い芸人トレンディエンジェルとのコラボ企画で「さいとうさんだぞっ キャンペーン」も実施される。当日、スタジアムに来場した「さいとうさん」か「さいとうさんを連れてきた人」を対象にプレゼントが用意される。チームのJ1通算400勝の懸かった一戦で多くの斎藤“援護軍”が来場することが見込めそうだ。斎藤は「マリノスのサッカーをやって、天皇杯を取るためにリーグ3つ取りに行かないといけない。ルヴァンの借りを返したい」と意気込んだ。