J2山形が、期限付き移籍中の愛媛で今季10得点のFW瀬沼優司(26)を保有元の清水から、同じく愛媛で12得点のFW阪野豊史(26)を同浦和から獲得することが9日、判明した。

 愛媛の22発コンビが、長年の課題だった得点力不足を解消する。瀬沼は185センチ、78キロの体で当たり負けせずポストプレーで起点となり、足元の技術も正確だ。木山新監督は筑波大の先輩に当たり、山形でも師弟コンビを結成する。181センチ、81キロの屈強な体を誇る阪野は前線でのキープ力があり、裏にも抜け出す動きを得意としている。浦和時代の13年には天皇杯で山形相手に得点を決めており、縁もある。愛媛では木山新監督の下、ともに同い年の長身FWながら共存を果たしており、連係面に問題はない。木山新監督のサッカーを熟知しているのも大きく、意思疎通役としての期待もかかる。