青森山田が5-0で鵬翔(宮崎)に快勝した。

 青森山田の新記録へ王手をかけた。前半7分、MF高橋壱晟(3年)がねじ込んだ。GKがはじいたこぼれ球に泥臭く反応。体勢を崩しながら右足で先制点を挙げた。「先制点を取ることが大事だったので、早い段階でできてうれしかった」と試合の流れを一気に引き寄せる一撃を喜んだ。

 記録更新の期待がかかる。この日の先制弾で同大会では5得点目。同校の最多得点(76~78回大会・正木、78~80回大会・ジュニーニョ)に並んだ。過去に5得点した2人は3大会での記録だが、高橋は昨年だけで4得点とブレーク。最多得点が視野に入るが「(記録更新は)個人の目標なのでチームが勝つことが大事」と無心を強調する。

 次戦は同じく東北の聖和学園と。「去年を知っている自分とGK(広末)陸が活性化できれば。相手は独特のスタイルだけど、東北対決で負けられない」と必勝を誓った。