アルビレックス新潟はアウェーで勝ち点1を挙げ、昨年の第2ステージ第15節浦和戦から続いていたリーグ戦の連敗を3で止めた。

 その立役者になったのが、FW田中達也(34)。0-1の後半13分、MF成岡翔(32)に代わって出場。後半26分、右サイドを突破したFWホニ(21)のクロスのこぼれ球を、正面で拾ってたたき込んだ。

 自身にとって昨年の第1ステージ第9節甲府戦以来のゴール。「弾道を見て入ったと思った」という1本が勝ち点1につながった。「冷静ではなかった。ガンガン行こうと思っていた」。34歳のベテランが、アグレッシブなプレーでチームを鼓舞した。

 チームは粘り抜いた。後半37分にDF矢野貴章(32)がこの試合2度目の警告で退場。数的不利になりながらもしのいだ。三浦文丈監督(46)の初陣に勝利をささげることはできなかったが、今後に手ごたえ十分の勝ち点1を刻んだ。