ジュビロ磐田は今季3度目の無得点で敗れた。1点を追う後半21分、MF中村俊輔(38)の左FKにDF大井健太郎(32)が頭で合わせるも、シュートはゴールの枠をわずかに外れた。

 同25分には、途中出場のMF松浦拓弥(28)のミドルがポストにはね返ったところをMF太田吉彰(33)が押し込んだが、判定はオフサイド。最後までネットを揺らせず、昨年4月の第1ステージ広島戦以来の連勝を逃した。

 名波浩監督(44)は「問題は4試合中3試合で完封されていること。前線で起点ができないと、2列目以降のサポートのスピード、チーム全体の前への推進力が生まれない。今日は起点ができなかったと思います」と振り返った。