国際サッカー連盟(FIFA)は3月30日、出場枠が現行32から48へと大幅に拡大されることが決まっていた26年W杯(開催国は未定)の大陸別割り当て案を発表した。現行4・5のアジアは大幅増の8となった。FIFAのインファンティノ会長と6人の各大陸連盟会長が話し合って決めた。5月9日の理事会(バーレーン)で承認されれば決定となる。

 発表されたW杯の大陸別出場枠案は、実力より普及効果を考慮した形で、アジアやアフリカ、北中米カリブ海がほぼ倍増となったが、欧州や南米から強い反発は出ていない。5月9日にバーレーンで開かれる理事会では満場一致で承認されそうだ。欧州サッカー連盟は3枠増の16枠。AP通信はこれが同連盟の希望通りだとしてチェフェリン会長の「フェアだ」との談話を伝えた。