ベガルタ仙台は、14年までサンフレッチェ広島に在籍していたFW石原直樹(32)が一時逆転となる貴重なゴールを挙げるも、終了間際に失点を許し、引き分けに終わった。

 後半に2点を失うも、2点を奪い返して、迎えた同31分だった。この日誕生日のDF増嶋竜也(32)がペナルティーエリア内で放ったクロスに、石原が反応。ヘッドでたたき込み、古巣相手に貴重な3点目をもぎ取った。

 石原は「マス(増嶋)からいいボールが来たし、自分も『あそこに来てくれ』と信じて、入れた。そこは良かった」と振り返った。だが続けて、「その流れでいけなかった。もう1点取りに行くのか、しっかり時間を取りに行くのか。チームとしてどう締めるのか…」。終了間際に同点に追いつかれる要因となった試合運びを悔しがった。