ベガルタ仙台は2日、3日のルヴァン杯大宮アルディージャ戦に向けて、仙台市内でセットプレーなどで調整した。

 5月の初陣を前に、渡辺晋監督(43)は『5月攻勢』を掲げた。

 4月は序盤に、昨季J1上位3クラブとの3連戦で計13失点を喫し、全敗。渡辺監督は「4月の頭の時点で、『5月は絶対に見返すぞ』と思っていた」と打ち明けた。その後は徐々に勢いを取り戻し、公式戦2連勝で締めくくった。「手応えは感じている。『5月攻勢』をここからかけていきたい」と語った。

 この言葉、初めて用いるものではない。指揮官は14年4月、開幕から公式戦8試合未勝利と苦しい状況下で、監督に就任。初陣を白星で飾るも、長いトンネルの出口が見えない日々が続いた。そんな中で、『5月攻勢』を誓った。すると、故障明けだったFWウイルソン(現甲府)らの活躍で、5月のリーグ4戦全勝を達成した。

 指揮官は「(14年5月も)4連勝したよね」と回想。今回も指揮官の大号令の下、連勝街道を突き進むつもりだ。