横浜F・マリノスのDF金井貢史(27)が、決勝点を挙げてチームを4戦ぶりの勝利に導いた。

 前半ロスタイム、右サイドで得たFKのこぼれ球を、ゴール前に詰めていた金井が、最後は左ひざで押し込んで先制点を奪った。すべて完封で3連敗中だったチームにとっては4戦ぶりのゴール。この1点を守りきった。

 金井はDFながら、攻撃的ポジションの外国人3選手と並び、チームトップタイの今季2点目となった。今季1点目も2-1で勝利した4月8日の磐田戦での決勝点。ともに貴重なゴールとなっている。金井は、この日のゴールを振り返り「ミロシュ(デゲネク)がヘディングして、相手GKからこぼれて取れたゴールなので、ミロシュに感謝したい。こぼれると思って詰めておくのは基本中の基本。ラッキーだと思って、ミロシュに『ありがとう』と言いたい」と、笑顔を見せた。続けて「今日の勝ち点3も、次に勝たないと意味がない」と、気を引き締め直していた。