ベガルタ仙台GKシュミット・ダニエル(25)が22日の練習で右足を負傷した。その影響で今日23日のセレッソ大阪戦の遠征メンバーには同行せず、そのまま欠場する可能性が高い。ミニゲームで主力組のGKに入ったが、その際に相手選手と接触。時折右足を押さえながら、ゴール裏で約5分間治療を受けた。その後、連係確認が重要なセットプレー練習に参加せず、険しい表情で練習場から立ち去った。スタッフも同伴していたが、自力で歩いていた。

 今春キャンプ2日目に、右肩違和感で離脱した。今季初実戦がチーム4回目の練習試合と調整が遅れて開幕スタメンを逃したが、リーグ戦では4月16日鹿島戦以降、先発に定着した。リーグ戦はこれまで26試合中、20試合に先発出場している。失点は31と多いが、直近リーグ戦6試合での複数失点はなく、安定感を示しつつあった。

 開幕スタメンのGK関憲太郎(31)が、敵地でゴールマウスを守るとみられる。7失点を喫した4月7日浦和戦以来、リーグ戦21試合ぶりとなる出場のチャンスが回ってきた。「柔軟に対応します」と静かに闘志を燃やしていた。【秋吉裕介】