鹿島アントラーズの2年連続9度目の優勝は決まらなかった。勝ち点7差で追う2位の川崎フロンターレが、ガンバ大阪に1-0で勝利。2節を残して勝ち点70の首位鹿島との勝ち点差は4となった。

 川崎FがG大阪に負ければ、鹿島の優勝が決まるという状況での一戦。0-0で迎えた後半37分、MFエウシーニョがゴールを挙げ均衡を破った。このまま1-0で試合は終了し、川崎Fは勝ち点を66に伸ばした。

 鹿島は対戦相手の浦和レッズがACL決勝に進出したため、すでに5日に前倒しで今節の試合を消化しており、この日は試合がなかった。鹿島大岩監督は柏レイソル-ジュビロ磐田戦を視察していた。今節優勝が決まれば「試合のない日に優勝」というJ1史上初のケースだった。だが川崎Fの勝利によって残り2試合、2チームによる覇権争いの結末はまだ分からない。