ヴァンフォーレ甲府はアルビレックス新潟に0-1で敗れ、15位から降格圏の16位に下がった。前半18分のオウンゴールで負けた。吉田達磨監督(43)は「アンラッキー。いいクロスが入った。DFが触らなくても入っていただろう」と話した。

 新潟の残留の夢を打ち砕き、逆に残留への足固めをする予定が、手痛い負けで軌道修正を余儀なくされた。16位だった広島が神戸に勝ち、順位が入れ替わった。吉田監督は「次の試合でまた(残留圏内の)座を奪いたい。勝ち点3を狙う」と話した。

 後半は左右のクロスで揺さぶり、FWリンス(30)は個人技でゴールに迫った。途中投入のFWドゥドゥ(27)も味方に勢いを呼び込んだ。しかし、無得点。吉田監督は「残留争いを演じている。その“空気”は、あと2試合続く」と残りのゲームへ、気持ちを引き締めた。