日本代表のバヒド・ハリルホジッチ元監督が、日本サッカー協会の田嶋幸三会長と日本協会に慰謝料1円と新聞やホームページでの謝罪広告を求めた訴訟を、ハリルホジッチ氏側が取り下げたことが10日、分かった。

関係者によると、同日、東京地裁で非公開で行われた弁論準備手続きの席上、ハリルホジッチ氏の代理人弁護士から、同氏の意向が伝えられたという。

日本サッカー協会はこれを受け、東京・JFAハウスで訴状に被告として名前のあった田嶋幸三会長が取材対応。同会長は「このように裁判が終わって、良かった。ハリルホジッチさんの日本サッカーへの貢献は、これまでも繰り返し言っている通り。予選突破も彼のもとでのこと。今はナントで頑張っていらっしゃる。ぜひ、今後も彼のことをできるだけ応援していきたいと思っています」と冷静に話した。