所属選手らを指導する際、精神的な苦痛を与えられるようなパワーハラスメントがあったとされる永井秀樹監督(50)率いる10位東京ヴェルディが、2位京都に逆転負けを喫した。前半20分にカウンターから先制点を挙げたが、後半にひっくり返された。FWピーター・ウタカなど外国人3選手に3失点。これで、7試合勝利なしと、勝ち星から遠ざかる。

試合後の記者会見に臨んだ永井監督は、パワハラ問題について伝えたいことはあるかと問われると、数秒の沈黙の後で「もちろん伝えたいことはありますが、この場でお伝えするタイミングではないというのと、1つだけ言えることは、絆という部分は、選手と積み上げてきた絆はゆるぎないものがある、というのは自分の支えというか、大変ありがたいことだなと感じています」と言葉を選び、しみじみと話した。