Jリーグの裁定委員会は26日、スタジアムでの試合妨害と危険行為を防止できなかったとして柏と鹿島に対し、けん責と制裁金を科す決定を下した。制裁金は柏が200万円、鹿島は100万円。

 発表内容によると、9月20日に日立柏サッカー場で行われた試合で、客席最前列の鹿島サポーターの振る応援旗が柏の選手に当たるトラブルが発生した。このため、主催の柏が選手の安全確保を怠ったこと、鹿島は主催チームに十分な協力をしなかったこと、さらに両チームが禁止行為である「最前列での大旗使用」を制止できなかったことなどが処分の対象となった。

 また大分は07年9月、Jリーグ理事会の事前承認を得ずに5%を超える増資を実施した。この行為が社団法人の会員として不適切だったとして、けん責処分を受けた。