19日に壊死(えし)性虫垂炎とまひ性腸閉塞(へいそく)の治療から退院した東京GK塩田仁史(27)が20日、東京・小平グラウンドで本格的なリハビリを再開した。

 ピッチの感触を確認するようにランニングなどを消化し、練習後には集まったサポーターに涙を流しながらカムバックを報告。まだ復帰時期などは明確になっていないものの「気持ちよく走ることができて良かった」と復帰への第一歩を喜んだ。先月6日からの長期入院で、体重は10キロ減となって筋力も落ちた。実戦復帰への道のりは平たんなものではないが「自分に負けないようにしないといけないので」と、高校時以来となる丸刈り髪にして再出発を誓っていた。