首位を独走する鹿島は、25日にカシマスタジアムでネルシーニョ新監督を迎えた柏と対戦する。前節の清水戦では2点を先行しながら追い付かれて引き分けた。夏場で運動量は落ちているが、リーグ戦では同スタジアムで柏に対して無敗を誇っている。柏は第18節を終えてリーグ最多失点を喫しており、鹿島が17試合連続負けなしのJ1新記録を達成する可能性は高い。

 2位浦和は名古屋戦。前節、大分に痛い敗戦を喫し、鹿島との勝ち点差は9に開いた。逆転優勝するためには白星を積み重ねるしかない。名古屋に新加入し、いきなり来日初ゴールを決めた194センチのオーストラリア代表FWケネディへの対策が鍵を握りそうだ。

 勝ち点10差で鹿島を追う3位新潟と4位川崎Fは、それぞれ山形、京都と対戦する。ともに手堅い試合運びをする相手だけに、先制点を許すと苦戦を強いられそうだ。

 5連勝と上昇気流に乗る東京とパスで攻める広島の一戦は好カードだ。東京は得点王争い2位の石川、大型FW平山が好調。広島も前節の千葉戦で4得点し、連敗を3で止めている。

 磐田はリーグ戦8試合で6点を挙げ、低迷していたチームの救世主となった韓国代表FWイ・グノが復帰。予想外の7位に沈んでいるG大阪は、連敗を14で止めてポポビッチ新監督の初采配(さいはい)となる大分をホームに迎える。(共同)