Jリーグは15日、東京都内で理事会を開き、大雨によるピッチコンディション不良のため後半29分で中止になった12日の鹿島-川崎F(カシマ)の扱いを協議し、10月7日(開始時間は未定)に同スタジアムで中断した後半29分、川崎Fが3-1でリードの状況から再開することに決めた。

 Jリーグでは試合途中で中止となった過去5試合すべてが再試合となっており、中断時からの再開は初めて。

 出場選手は中止時点と原則同等にするため、10月8日のアジア杯最終予選の香港戦には、日本代表の内田篤人(鹿島)中村憲剛(川崎F)らは不参加となる見込み。

 鬼武健二チェアマンは今回の決定について「さまざまな意見があったが。最終的に公平性を考え、議論の末に全員一致で決まった」と語った。

 首位鹿島と2位川崎Fの直接対決は、優勝の行方を大きく左右する重要な一戦として注目された。試合は、鄭大世の2ゴールなどで優位に立った川崎Fが3-1とリードした後半29分、審判団が試合途中からの激しい雨で選手の安全を確保できないと判断して試合を中断。その後、試合を管理するマッチコミッショナーらと協議して中止を決定した。