<J1:川崎F3-2大宮>◇第29節◇17日◇埼玉

 川崎FのMF中村憲剛(28)は、両チーム合わせてPK4本など、混乱した末に勝ち点3をつかみ取り「このチームは成長した」とかみしめるように言った。この日はFWジュニーニョ、鄭が相次いでPKを外した上、1-0の前半ロスタイムにPKを与えて同点に追いつかれたが、直後に鄭のゴールで勝ち越すなど、常に先行し続けた。「PK4本ということ自体、特異なシチュエーションだった。そこを勝ちきったのは、残り試合が5と考えても大きい」と話した。

 18、19日とチームは2連休で、久々の休みを取れる。日本代表への招集などで多忙を極めただけに、中村は「やっと休めます。ホッとしている。どう過ごそうかな?」と安堵(あんど)の笑みを浮かべていた。